中庭(パティオ)ならではの紅葉2014/12/17 14:12


夏の強烈な日差しを遮るため、道路からの視線を遮る用途のため、大きな引き扉を設置したが、
中庭のモミジは囲われた空間内ならではの紅葉を見せている。

今年のもみじは例年以上。最上部は真っ赤、中間部はオレンジ、
下部は緑と赤のメッシュ。
中庭は気温差があるので上部から徐々に半月かけて紅葉していきます。上部が完全に落ちても、下の方はこれからです。
色づき始めてから最後の葉が落ちるまでおよそ1ヵ月楽しめることができます。

中庭(パティオ)に扉があってもっとも有効だった事2014/12/17 13:58


それは落ち葉が外部に飛び散らない事。
中庭に植わるモミジの80%の落ち葉は真下に落ちる。
でも中庭の一部が解放されていたら、あっという間に風にのって道路や近隣住民の敷地に舞い落ちることになる。
田舎ならともかく、住宅が密集している地域では、
落ち葉がいざこざの種になりかねない。
ましてや、モミジは特徴があり、これは誰々さんの落ち葉だと言われる。

完全に自分の敷地内で処理するのは不可能だが、今シーズンは雨風が強かった日の夕方に道路を一回掃いただけで済んでいる。
それが可能なのが、中庭をクローズする扉であり、これがこんなに有効だとは思わなかった。

風が強いと中庭内で落ち葉がぐるぐる回り、ほっておいても落ち葉は木の根元と隅に集まる、掃除もいたって簡単だ。

間接照明とゼロエネ住宅の関係2013/07/03 09:27


ゼロエネルギー住宅プロジェクトでは、いろんな設備機器を高省エネ製品にしなければならない。換気扇やエアコン、エコキュートも高効率ものを使用して、全体の消費電力(エネルギー)を少なくする努力が必要だ。照明器具も電球はだめでLEDか蛍光灯、リビングなどのメイン室は調光可能なシーリングなど。照明というのは演出効果抜群で、食事風景もがらりと変わる大事なものです。省エネ一辺倒で天井にLEDのシーリングライト一個つけていればいい、では面白みにかける。

写真では天井に調光可能な蛍光灯のシーリングがついてます。これでゼロエネ住宅の条件は整うので、演出用に間接照明を仕掛ける。でもほとんどがLEDなので消費電力は非常に少ない。施主もこの様子を見て、メインは使わないで間接だけで良いねと言ってくれている。

これもLEDが進化して、びっくりするほど安くなってきたからだと思います。ただ、気をつけたいのはLEDの光は直線的で暖色系と言っても電球のような温かみや揺らぎは求められません。ですから、スポットとか天井間接照明などに使っての建築的演出が必要だと考えています。

正面の施主施工の塗壁は大胆な凹凸が光の陰影を作り出し、まるでギャラリーの壁のようです。素人の左官塗を芸術に変える力が照明にはあります。

また、写真の右壁の照明だけは蛍光灯です。しかしただの蛍光灯ではなくてシームレスランプといったかなり特殊なタイプです。これは温かみのある感じの良い色出します。欠点はランプが大手電気屋でも取り扱ってないので、ネットで買うしかありません。以前、実家から東京へ一本持って帰った時に、新幹線トンネルの気圧で割れました。というほど取り扱いは慎重になります。物みればわかりますが、繊細に出来てます。その分、普通の蛍光灯とは光り方が違うような気がします。

ゼロエネ住宅でも間接照明が出来ることを実感してみてください。

この住宅の完成見学会を開きます。

■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また施工した「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
http://www.kentiku-koubou.co.jp/ev13.7.html

ステンレスオーダーキッチン2013/07/02 11:26


オーダーキッチンというとどのようなイメージをもたれますか。メーカーのシステムキッチンでは表現できない他の家具との調和にこだわる建て主。輸入キッチンは高いのでそれ相応のかっこいいのがほしい!と言った理由から注文する。と言った感じですかね。そうなるとオーダーキッチン専門の家具屋に依頼しますか?

私のつくるオーダーキッチンは少しそれとは違います。ステンレストップはその空間の広さや使い勝手において、中澤建築設計事務所が設計する。下の箱は現場で大工や建具やが製作する。つまり家具屋の仕事ではありません。

なぜか、それはメーカーのシステムキッチンの値段レベルに近づけたいからです。そのくらいならオーダーキッチンで作ってみたいと思ってほしいからです。
もうひとつ、トップで大事なのはシンクです。オーダーキッチンと言ってもシンクまで造るのはまれです。なぜならシンクが一番難しいからです。型のある既製品を組み込んだものでもオーダーキッチンと呼んでます。このシンクのサイズや形が自由に出来るなら、キッチンの使い勝手は飛躍的に広がるでしょう。

私には強い味方がいます。幼稚園からの友人で「飯田板金工業」の社長です。彼は板金だけでなくステンレス加工について、大変優秀な腕を持っています。簡単に言うとステンレスの溶接したつなぎ目がほとんどわからないように処理できます。シンクを2段にしたりコーナーをRにするのは、メーカー品なら型とられた大量生産されたシンクを取り付けるだけなので、難しくありませんが、一枚一枚ステンレスを加工して溶接するのは大変難しい技術です。ですから、天板が人造大理石でシンクはホーローかステンの既製品をアンダーシンクでつけるのが主流なのでしょう。

オールステンレスではそうは行きません。見た目は何のことはないのですが、大変な技術と繊細な手仕事の上で成り立っているのです。
写真はトップがステンレス1.2ミリを折り曲げています。角はRに仕上げ、箱はひとまわり小さくして、水切れが面材に伝わらないようにデザインしています。また、浮いた感じに見せるため、通常より台輪を奥に下げています。表面は全体に合わせて建て主が選んだメラミン化粧版です。幅2.1mで通常よりコンパクトですが、奥行きがあり十分な作業スペースとキッチンカウンターがあります。細部の出来具合は実際に見て確認してみてください。

この住宅の完成見学会を開きます。

■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また施工した「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
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施工工務店「建築工房わたなべ」を紹介2013/07/01 12:12


このたびの住宅を施工して頂いた工務店「建築工房わたなべ」社長を紹介します。知り合ったのは富士JC(青年会議所)に入会したときでした。年は違うけど同じ時に入会すると同期と言われて連帯感がありました。思えば16年前になる。それから実家も含め、5件の住宅の施工を依頼し、今回が6件目となった。途中、ケーキ屋の内装も含めると、ずいぶん密月な関係とも言えるが、決して互いに利益供与していません。

純粋に建築バカ同士(こんな事言うと社長に怒られるかな)で設計、施工を超えて建築論を語るのが好きなんです。監督は2件目のコンクリート打ち放しの混構造の住宅の時に「建築工房わたなべ」に入社してきて、当時ゼネコンにいたので、コンクリートに明るいと言う理由で、抜擢されました。それからずっと中澤建築設計事務所の担当現場監督です。これだけ長きに渡って付き合うと、いろんな工法やその時のトレンドなど、施工側とも相談していろんなことを試しました。もちろん建築家としてのポリシーを理解したうえで、新たな挑戦を共にしてきたと言えます。

今回は、社長より「ゼロエネルギー住宅プロジェクト」提案を頂きました。私自身はよくわかってなかったので、教えてもらいながら設計に反映させました。地産地消の地域ブランド「富士山檜輝」の使用なども、地元に目指した工務店ならではの提供です。

いろんな補助金の関係でスケジュールがタイトでした。設計開始から完成まで7ヶ月という驚異的なスピードで、最後は予定より1ヶ月早く出来てしまったというおまけ付です。だからと言って手を抜いたわけではなく、段取りがすばらしかったのでしょう。これも施主の協力と工務店の力の賜物です。通常、建築家の造る住宅では最低でも設計半年、施工半年の1年以上かかるのが普通です。

隣の実家の施工時には、着工から上棟まで4ヶ月を要したのですから、このスケジュールは信じられない気持ちです。この時は富士山の溶岩と格闘し、施工者は大変な思いをしました。隣の敷地でも溶岩の状況がまったく違います。
その時の様子はこちらで紹介しています。
http://artdinner.cocolog-nifty.com/blog/cat5691796/index.html

この住宅の完成見学会を開きます。

■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また施工した「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
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イナズマ階段2013/06/30 17:43

階段がリビングの南の一番良いところに鎮座している。かなり迷ったところだが、導線と階段部の吹き抜けを利用した太陽光の入りを優先した。リビングに吹き抜けができればそれに越したことはないが、最初から25坪の家(実際は26坪になった)を考えていたので、吹き抜けは作らないことを決めていた。それなので、階段が太陽光を遮らない造りを最優先し、階段下も危なくないデザインにした。

一般にイナズマ階段っていうと、段板の下にササラ桁が来て、段板の縁を見せるデザインだ。それだとササラ桁が階段下にきて邪魔だし、太陽光を遮る影ができる。ササラ桁は段板の側面に来て支える構造とした。よりギザギザのイナズマが強調された。角は全て15Rで丸面をとって流れるデザインを意識している。

段板は前述のアトムカンパニーの社長の提案で、タモ集成の幅広を3枚つなぎ合わせた板を製作して、まるで無垢板のように見える。

細かい配慮だが、私は階段にナカ工業のステンレス滑り止めをつけることにしている。このメーカーがデザインを損なわず、シンプルで機能的なので使っている。3ミリの厚み分段板を削って同面で収める。今回も大工が泣いていたが、ここは譲れないところだ。よく溝で済ませている階段があるが、木は滑るからデザイン以上に重要な点です。

この住宅の完成見学会を開きます。

■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
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幻の木材、ユーラシアンチーク2013/06/29 11:30

写真の床材は、希少価値のユーラシアンチークをフローリング加工したものです。この幻の材料がなぜここに?という話をします。2年前に新富士駅北側にオープンしたケーキ屋「パティスリー・デ・ボア」を設計し、イメージにあった床材を探していた時から話が始まります。そこで知り合ったばかりの島根の材木やアトムカンパニーの社長が探してきてくれました。その時のいきさつはこちらに書いてます。
http://artdinner.asablo.jp/blog/2011/06/11/5906592

ひと目みて気に入った私は、その材料を床材として使いました。30年前に日本に輸入され、福岡県大川市の倉庫にずっと眠っていた板を15ミリの無垢のフローリング材に加工して、よみがえらせたのです。現在は、東南アジアの現地でも稀少木材で伐採されておらず輸出も不可能で幻の木材なのです。当初ケーキ屋の床面積程度しか材料がないと言われていましたが、加工してみると30㎡ほど残りました。これをちょうど設計中の自邸の仕事場に使いました。それでもちょっと余ったので、リフォームの玄関床に使って、完全になくなりました。そして1年が経ちます。それではこの床は?

ケーキ屋では大きなテーブルも作りました。当初、このユーラシアンチーク材を考えていたので、そのテーブル分の板材が残っていました。でもそれだけでは5㎡もありません。それをアトムカンパニーの社長が3ミリの単板にスライスして、合板フローリングとして、またまた蘇らせたのです。普通の合板と違って3ミリもあるので、無垢板にみえます。うそだと思うなら、見学会で確認してみてください。しかも下地材はベニヤではなくてタモ集成材です。表面のユーラシアンチークがあまりにも固くて強い木なので、下地材もそれに負けない材料となりました。結果無垢材より高いんじゃない?って感じですが、この材料は中澤建築設計事務所にしか提供しないというアトムカンパニーの社長の心意気そのものです。

また合板にしたメリットとして、幅180、150、120の3種類が作られました。無垢のときは幅150、120、90だったのです。そのために一番特徴のある美しい木目がさらによく見える事となったのです。正直、自邸の無垢よりもよく見えるので、嫉妬してしまいそうです。

あと、2件分の床材料がストックされています。どうしても使いたい方は、中澤建築設計事務所に設計予約してもらえれば、優先いたしましょう(笑)

この住宅の完成見学会を開きます。

■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また施工した「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
http://www.kentiku-koubou.co.jp/ev13.7.html

完成見学会のお知らせ7月6日(土)7日(日)2013/06/25 11:44

住宅の完成見学会を開きます。
■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区

「ゼロエネルギー住宅プロジェクト」で地域ブランド「富士山檜輝」も使用した見所満載の住宅です。また施主施工の左官仕上げやオリジナルキッチン、イナズマ階段など、シンプルなプランの中にスパイスが利いている住宅です。

また、6年前に竣工した「母の家」が隣に建っています。
http://www.artdinner.com/work/saku17.htm

よって、今回の住宅の見学会のみならず、興味のある方は、竣工して6年経った住宅もご案内することができます。建築家の設計した住宅が見られるチャンスです。
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
http://www.kentiku-koubou.co.jp/ev13.7.html

施主施工22013/06/18 11:09

次の日の写真です。乾きが遅いところは塗りが厚いところです。もともとクロス壁だったので、下地のパテ処理はクロスやさんにお願いしました。やる気になれば部屋全体もできるかもしれませんが、そこそこにしておくのが、いいと思います。

ちなみに一缶22kgで練った状態で出荷してもらえます。届いたらすぐ塗れるのがいいところです。また、ここだけの話、材料がすごく安いです。これも魅力。施主には小遣いで材料買ってもらいました。

この現場の完成見学会を7月6日(土)7日(日)で予定しています。
質感は写真では判らないので、興味ある方はご来場ください。

http://www.artdinner.com/

施主施工2013/06/18 10:49

リビングの壁一面を施主施工で左官塗りしました。家族総出です。全員素人。私もお手伝いしましたが、過去、現場でプロの仕事はみてきましたが、左官塗りは初めてです。
どうしてやろうと思ったかと言うと、今年の3月にビックサイトの建材展で新しい左官材を見つけて、作業しているのをみて、塗りやすそうだと直感しました。自分で試してみたいと思い、施主家族に相談してみたわけです。
これのいいのが、補修材をチューブで用意している点です。住んでからのちょっとしたヒビは自分で補修できます。
実際に行ってみると、実に簡単で、全員が素人でプロに何も教わらず、ハウツー本も読まなくて、行き当たりばったりでやったとは思えない出来栄えです。

材料が余りすぎたので、3回塗って、最後は大胆に模様をつけました。
これが、素人ならではの模様で、家族で大胆さも違い、個性が出て楽しかったです。実質半日程度でこのくらいの面を塗れるので、下地状態の時の休みの日に入れば、現場の「邪魔にもなりません。
家造りの思い出を自分達の手で残したいと考えたら、良いイベントです。

自分で施工するにはお勧めです。
オンザウォール
http://onthewallinc.wordpress.com/