施工工務店「建築工房わたなべ」を紹介2013/07/01 12:12


このたびの住宅を施工して頂いた工務店「建築工房わたなべ」社長を紹介します。知り合ったのは富士JC(青年会議所)に入会したときでした。年は違うけど同じ時に入会すると同期と言われて連帯感がありました。思えば16年前になる。それから実家も含め、5件の住宅の施工を依頼し、今回が6件目となった。途中、ケーキ屋の内装も含めると、ずいぶん密月な関係とも言えるが、決して互いに利益供与していません。

純粋に建築バカ同士(こんな事言うと社長に怒られるかな)で設計、施工を超えて建築論を語るのが好きなんです。監督は2件目のコンクリート打ち放しの混構造の住宅の時に「建築工房わたなべ」に入社してきて、当時ゼネコンにいたので、コンクリートに明るいと言う理由で、抜擢されました。それからずっと中澤建築設計事務所の担当現場監督です。これだけ長きに渡って付き合うと、いろんな工法やその時のトレンドなど、施工側とも相談していろんなことを試しました。もちろん建築家としてのポリシーを理解したうえで、新たな挑戦を共にしてきたと言えます。

今回は、社長より「ゼロエネルギー住宅プロジェクト」提案を頂きました。私自身はよくわかってなかったので、教えてもらいながら設計に反映させました。地産地消の地域ブランド「富士山檜輝」の使用なども、地元に目指した工務店ならではの提供です。

いろんな補助金の関係でスケジュールがタイトでした。設計開始から完成まで7ヶ月という驚異的なスピードで、最後は予定より1ヶ月早く出来てしまったというおまけ付です。だからと言って手を抜いたわけではなく、段取りがすばらしかったのでしょう。これも施主の協力と工務店の力の賜物です。通常、建築家の造る住宅では最低でも設計半年、施工半年の1年以上かかるのが普通です。

隣の実家の施工時には、着工から上棟まで4ヶ月を要したのですから、このスケジュールは信じられない気持ちです。この時は富士山の溶岩と格闘し、施工者は大変な思いをしました。隣の敷地でも溶岩の状況がまったく違います。
その時の様子はこちらで紹介しています。
http://artdinner.cocolog-nifty.com/blog/cat5691796/index.html

この住宅の完成見学会を開きます。

■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また施工した「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
http://www.kentiku-koubou.co.jp/ev13.7.html

幻の木材、ユーラシアンチーク2013/06/29 11:30

写真の床材は、希少価値のユーラシアンチークをフローリング加工したものです。この幻の材料がなぜここに?という話をします。2年前に新富士駅北側にオープンしたケーキ屋「パティスリー・デ・ボア」を設計し、イメージにあった床材を探していた時から話が始まります。そこで知り合ったばかりの島根の材木やアトムカンパニーの社長が探してきてくれました。その時のいきさつはこちらに書いてます。
http://artdinner.asablo.jp/blog/2011/06/11/5906592

ひと目みて気に入った私は、その材料を床材として使いました。30年前に日本に輸入され、福岡県大川市の倉庫にずっと眠っていた板を15ミリの無垢のフローリング材に加工して、よみがえらせたのです。現在は、東南アジアの現地でも稀少木材で伐採されておらず輸出も不可能で幻の木材なのです。当初ケーキ屋の床面積程度しか材料がないと言われていましたが、加工してみると30㎡ほど残りました。これをちょうど設計中の自邸の仕事場に使いました。それでもちょっと余ったので、リフォームの玄関床に使って、完全になくなりました。そして1年が経ちます。それではこの床は?

ケーキ屋では大きなテーブルも作りました。当初、このユーラシアンチーク材を考えていたので、そのテーブル分の板材が残っていました。でもそれだけでは5㎡もありません。それをアトムカンパニーの社長が3ミリの単板にスライスして、合板フローリングとして、またまた蘇らせたのです。普通の合板と違って3ミリもあるので、無垢板にみえます。うそだと思うなら、見学会で確認してみてください。しかも下地材はベニヤではなくてタモ集成材です。表面のユーラシアンチークがあまりにも固くて強い木なので、下地材もそれに負けない材料となりました。結果無垢材より高いんじゃない?って感じですが、この材料は中澤建築設計事務所にしか提供しないというアトムカンパニーの社長の心意気そのものです。

また合板にしたメリットとして、幅180、150、120の3種類が作られました。無垢のときは幅150、120、90だったのです。そのために一番特徴のある美しい木目がさらによく見える事となったのです。正直、自邸の無垢よりもよく見えるので、嫉妬してしまいそうです。

あと、2件分の床材料がストックされています。どうしても使いたい方は、中澤建築設計事務所に設計予約してもらえれば、優先いたしましょう(笑)

この住宅の完成見学会を開きます。

■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また施工した「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
http://www.kentiku-koubou.co.jp/ev13.7.html

完成見学会のお知らせ7月6日(土)7日(日)2013/06/25 11:44

住宅の完成見学会を開きます。
■開催日 :7月6日(土)7日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区

「ゼロエネルギー住宅プロジェクト」で地域ブランド「富士山檜輝」も使用した見所満載の住宅です。また施主施工の左官仕上げやオリジナルキッチン、イナズマ階段など、シンプルなプランの中にスパイスが利いている住宅です。

また、6年前に竣工した「母の家」が隣に建っています。
http://www.artdinner.com/work/saku17.htm

よって、今回の住宅の見学会のみならず、興味のある方は、竣工して6年経った住宅もご案内することができます。建築家の設計した住宅が見られるチャンスです。
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm

また「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
http://www.kentiku-koubou.co.jp/ev13.7.html

施主施工22013/06/18 11:09

次の日の写真です。乾きが遅いところは塗りが厚いところです。もともとクロス壁だったので、下地のパテ処理はクロスやさんにお願いしました。やる気になれば部屋全体もできるかもしれませんが、そこそこにしておくのが、いいと思います。

ちなみに一缶22kgで練った状態で出荷してもらえます。届いたらすぐ塗れるのがいいところです。また、ここだけの話、材料がすごく安いです。これも魅力。施主には小遣いで材料買ってもらいました。

この現場の完成見学会を7月6日(土)7日(日)で予定しています。
質感は写真では判らないので、興味ある方はご来場ください。

http://www.artdinner.com/

施主施工2013/06/18 10:49

リビングの壁一面を施主施工で左官塗りしました。家族総出です。全員素人。私もお手伝いしましたが、過去、現場でプロの仕事はみてきましたが、左官塗りは初めてです。
どうしてやろうと思ったかと言うと、今年の3月にビックサイトの建材展で新しい左官材を見つけて、作業しているのをみて、塗りやすそうだと直感しました。自分で試してみたいと思い、施主家族に相談してみたわけです。
これのいいのが、補修材をチューブで用意している点です。住んでからのちょっとしたヒビは自分で補修できます。
実際に行ってみると、実に簡単で、全員が素人でプロに何も教わらず、ハウツー本も読まなくて、行き当たりばったりでやったとは思えない出来栄えです。

材料が余りすぎたので、3回塗って、最後は大胆に模様をつけました。
これが、素人ならではの模様で、家族で大胆さも違い、個性が出て楽しかったです。実質半日程度でこのくらいの面を塗れるので、下地状態の時の休みの日に入れば、現場の「邪魔にもなりません。
家造りの思い出を自分達の手で残したいと考えたら、良いイベントです。

自分で施工するにはお勧めです。
オンザウォール
http://onthewallinc.wordpress.com/

構造見学会のお知らせ2013/05/07 17:39

現在進行中のM邸の構造見学会を開きます。
■開催日 :5月25日(土)26日(日)AM 10:00~PM4:30
■場 所 :富士市今泉地区

この家は「ゼロエネルギー住宅プロジェクト」と言って、
施工会社の建築工房わたなべの提案内容が、国交省「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」に認められ165万円の補助金を受けて施工されています。
理論上、躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等によって、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)で概ねゼロとなる提案です。新しくできた「低炭素住宅」の上を行く内容です。
また、構造躯体には地元のSGEC認証材、地域ブランド「富士山檜輝」を使用しています。こちらも富士地域材使用住宅取得費補助金として富士市より30万円支給されています。
こうした補助金についての説明は、見学会当日、工務店さんから詳しく聞けることができます。
実はM邸は6年前に竣工した「母の家」の隣に建っています。
http://www.artdinner.com/work/saku17.htm
よって、今回の構造見学会のみならず、興味のある方は、竣工して6年経った住宅もご案内することができます。建築家の設計した住宅が見られるチャンスです。
以下から連絡いただければ、私「中澤」がご案内いたします。
http://www.artdinner.com/design/formsodan.htm
また「建築工房わたなべ」でも予約を受け付けていますので、こちらもご利用ください。
http://www.kentiku-koubou.co.jp/ev13.5.html

4分割できるムク板2011/07/30 15:02

モンキーポッドのテーブルがPatisserie de Boisのプレオープンに間に合いました。製材前の状態で木目を判断したので、心配でしたが、予想以上のきれいな木目と雰囲気です。厚みが80もあるので(原木は100だった)側面まで木目がきれいです。

片側をモンキーポッド特有の木肌を見せるためにカーブのままにしたのが大成功。一枚のムク板に見えますが、4分割できます。一枚の巨木を製材してから4つに切ってもらいました。それぞれに頑丈な足がついています。店舗なので用途に応じて、並べ替えられる様に設計しました。

木をレーザーカット2011/07/23 10:58

Patisserie de Bois には素材を生かした木がたくさんある。珍しい木、貴重な木、変わった加工等、過去のブログでも少しづつ触れているが、こうした材料を探して提供してくれたのが島根の材木屋さん、アトムカンパニー。
http://ksc-co.jp/index.html
出会いはブログに書いているので見てください。

何度も打ち合わせをしている中で、島根から社長が私の東京の事務所まで足を運んでくれて、見せてくれたのが木の看板。島根の付き合いのあるレーザー屋でカットした、アトムカンパニー本社の看板試作品だった。材質といい、切れ味といい一目ぼれ。薄っぺらくなく、重量感があった。何よりも木目がいい。看板はステンレスの箱文字で作ろうと思っていたので、方向転換。木をメインとした看板にすることにしました。

写真は製作途中のもの。最終的には木だけでは不安なので、ベースにステンレスの箱文字、その上にひと回り小さい木の文字を取り付けた、贅沢な仕様となった。大変高価なものなので、失敗は許されず、友人の印刷屋に実物大の看板文字を印刷してもらい、現場で何度も皆で確認して大きさや位置を決めた、渾身の看板。

コンセプトケーキ2011/07/21 16:23

最初に会った時、パティシエは季節感を出したいと言った。日本に住む事の喜びは四季にあると思っている、私としても常に大きな建築のテーマでもある。店舗の内装にとことん素材にこだわったのは、お互いに理解しあえたからだと思う。オーナーもふたりのやり取りを信頼して任せてくれた。

そんな設計の中で、建築家からパティシエへの挑戦状とも受け捉えかねない家具が店の中央にある。パリで確信したそのショーケースは、たった一つのケーキを魅せるための装置である。ガラスの下にはコールドプレートが仕掛けてあって、生ケーキもおいておける。常に新しいことへ挑戦する芸術家の発表の場になればいいと考えた。パティシエへには相当のプレッシャーだろうが、彼ならやってくれるだろう。

Patisserie de Bois 完成しました2011/07/14 12:48

ついに、ケーキ屋さん完成しました。建築検査、消防検査、保健所検査もすべて完了。オープンに向けていよいよ走り出します。
8月6日(土)オープンです。
http://pati-bois.com/